ホリスティックケアセラピー


 

ホリスティックケアセラピーはメンタル・フィジカル両面からホリスティックなケアを目指しています。
ホメオパシーを中心にバッチフラワー、アロマテラピー、メディカルハーブなどの自然療法を使って統合的にケアしていくセラピーです。


ホリスティック医療とは

近年、世界的に補完・代替療法(CAM complementary and alternative medicine)への関心が高まっています。
代替療法とは、近代西洋医学以外の医療のことを言い、自然療法や心理療法などたくさんの療法があります。

ホメオパシーやバッチフラワー、アロマテラピー、ハーブ療法は自然療法のひとつです。


従来の西洋医学と伝統医療・代替療法を上手に取り入れ、組み合わせる療法は統合医療(ホリスティック医療)と呼ばれ、欧米、特にドイツでは、既に町や村単位でこうした考えのもとに作られた民間の施設が多く存在しています。


ホリスティック医療の概念

ホリスティック(Holistic)とは、ギリシャ語の「holos」を語源とし、「全体」「関連」「つながり」「バランス」などと訳されています。
人間の身体には本来、健康を維持したり、病気を治そうとする自然治癒力(バイタルフォース)があります。

日本ではまだまだ登場し始めたばかりの考え方ですが、欧米ではすでに多くの取り組みがなされ、実績をあげています。



ホリスティックケアセラピーでの考え方

病気の原因は、肉体的、精神的 、感情的 、スピリチュアルなレベルで健康状態に影響を与えると考えます。

症状自体は病気というよりは、身体が病気を治そうという時の反応であることが多く、例えば、風邪の時の発熱は、ウイルスを殺すために必要な生体反応と考えます。


症状を抑えるよりも、その症状の裏にある病気の原因を見つけようとし、自然治癒力を上げ、「体、心、スピリチュアル」の全人的な観点から健康に導くため、HCTではホリスティックケアセラピーをこのように考えます。


身体には自然治癒力がある
身体には本来、健康を維持したり、病気を治したりする力-自然治癒力(バイタルフォース)が備わっています。

ホリスティックケアセラピーの目的は、この生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、自然な食事や害の無い治療法でうまく引き出したり、治癒を阻害しているものを取り除いて自然治癒力を高め、増強することです。

原因を癒す
症状を抑えるよりも、その裏にある病気の原因を見つけようとします。

病気の原因は、肉体的、精神的 、感情的 、スピリチュアルなレベルで健康状態に影響を与えます。症状だけを抑えようとするのでなく、人間についての理解を深め、その原因を癒す努力をします。

まるごとの人間を観る
一人一人の人間は、肉体、精神、感情、魂の統合体であり、人間は遺伝的、自然的、家庭的、社会的、歴史的存在でもあります。

これらの様々な要素が、複雑に関係しあいながら、健康と病の間を揺れ動いています。
ホリスティックケアセラピーでは、できるだけ多くの視点で人間を調和にもとづいて包括的、全体的に観ます。

クライアントが自ら癒し、セラピストは援助する
病気を癒す中心はクライアントであり、セラピストはあくまでも援助者です。

クライアントとセラピストとの協力関係があってこそ、本来の効果が出てきます。
セラピストの本来の役目は、クライアント自らが気づき、クライアント自身が「自ら癒す」健康な習慣と姿勢へと自己改革できるように、教え導くことにあります。

補完・統合的である
症状は、身体が病気を治すときの反応であるので、原因を治療せずに症状だけを抑えるような治療法は危険な場合が多く勧められません。

まず安全で有効な治療法は何か、ということを考えなければなりません。

これは古代ギリシャの医聖ヒポクラティスの教えでもあります。
そのために様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療法を提案します。
その際には西洋医学の良いところと補完し合いながら、クライアント自ら選択決定することを第一とします。



こんな方に・・・

以下のことに当てはまる・・・という方は、HCTでのセラピーを一度試してみることをおすすめ致します。

ホメオパシーを中心に、個々の問題や希望に合わせて決めていきます。


    バッチロゴ
  • 西洋医学の治療や予防接種、薬を飲むのはいやだ。
  • 薬が体に合わない。
  • 薬の副作用が怖い。
  • 車の運転や、仕事の時に眠くなったりするのがいやだ。
  • 西洋医学ではなくて、自然療法や他の療法を受けてみたい。
  • 病気や怪我の治療の助けになるような他の療法を探している。
  • 調子が悪いのに、異常なしと言われている。
  • 家系的な病気の予防をしたい。
  • 治療をあきらめたズッと治らない症状がある。
  • 体質的に虚弱や冷え・こり・めまい・頭痛などがいつもある。
  • 心の悩みが原因かもしれない。
  • 話を聞いてほしい。
  • など…


また、スポーツ関連などの痛みや肌のためのプロダクツやコスメの研究・開発なども行っています。



ホメオパシーとは、「症状を起こすものが その症状を取り去るものになる」という「同種の法則」が根本原理の同種療法のことです。


ホメオパシーでは症状は抑圧するものではなく、押し出すものと捉えます。
私たちの自然治癒力(バイタルフォース)を高め、健康を取り戻す自然療法です。

サッカー選手のベッカムや、オリンピック選手ボルトなどのスポーツ選手やバレリーナなど世界で多くの人が使っています。

プロの同種療法士のことをホメオパスと呼びます。



自然治癒力(バイタルフォース)とは?

自然治癒力(バイタルフォース)とは、本来の健康な自然体に戻ろうとするチカラのことです。

ホメオパシーは、このバイタルフォースのスィッチを押し、自分で治す力を体に ''気づかせる''ことで、 バランスを取り戻す助けをします。


自然治癒力が発動すると、身体は中に溜まっていたものを排泄しようと働き始めます(デトックス)。

発熱、下痢、咳、分泌物の増加、体がだるく眠い、風邪のような症状、過去の症状(痛み、記憶、感情的なもの)など、人それぞれ異なります。
長い間、こころの中に溜め込んできた感情が表面化し、泣き出す場合もあるかもしれません。

これらは健康に戻ろうとして、排泄している代表的なもので、好転反応と呼ばれます。



どんな効用?

    たんぽぽ
  • カラダだけでなくココロにも効果がある。
  • 症状を抑えるのでなく出し切る。
  • 副作用がなく、自然に素直である。
  • 薬が使えない妊婦や赤ちゃん、動物にも使える。
  • 副作用がない。
  • 自然治癒力を高め、心身の芯から健康を取り戻す


どうやって摂るの?

レメディと呼ばれる小さな砂糖玉を、1粒舌下に入れ、ゆっくりなめてとかします。

ホメオパシーでは、レメディーがその人の自然治癒力に作用していると考えます。

レメディ
「超微量の法則」(症状を起こすものを非常に薄めて使うことにより、身体に悪影響を与えることなく症状を取り去ることが出来る)に基づき、高度に希釈振盪された液体をこの小さな砂糖玉に染み込ませます。
レメディマシーンと呼ばれるマシーンで波動を転写して作ることもあります。

希釈振盪の度合いは様々であり、100倍希釈振盪を30回繰り返したものを30Cと表現します。
最もよく用いられるのは30C、すなわち100の30乗=1060倍に希釈振盪したものです。
この希釈振盪の度合いのことをポーテンシーと呼びます。

何からできてるの?
ホメオパシーレメディ
植物、動物、鉱物、病理細胞、不可量物、など自然界に存在するあらゆる物質からつくられており、3000種類とも、4000種類ともいわれています。

希釈振盪により、原物質が存在しないまでに薄められ、エネルギーだけになったものは、妊産婦や新生児、動物にも安心して使用できます。

砂糖玉以外のレメディ
水に入れて摂ったり(水ポーテンシー)、アルコールポーテンシーなどの形態のものもあります。
また、ハーブそのものをアルコールで抽出した、マザーチンキ、クリームや目薬などもあります。(イギリスなどから別途取り寄せになります)

ヨーロッパではセルフキットなど、家庭の常備薬として30~40種類ほどをセルフケアとして、急性の発熱や怪我などに使っている家庭が多くあります。
クライアントの皆さんにはこのセルフキットを持つことをお勧めしています。(イギリスなどから別途取り寄せになります)

ただし、高ポーテンシーのレメディはホメオパス(プロの同種療法士)しか扱えません。

治癒の方向性・好転反応

ホメオパシーにおける治癒の方向性や好転反応を理解しておくと、レメディーをとるときの助けになります。


上から下へ
体の下の方へ症状が移行していきます。
例えば、 顔や首筋に現れていた湿疹が、手先や足へと場所が変わっていった。
中から外へ
体内に溜まっていたものが体外へ排出されます。
例えば 肝機能低下状態だったのが、皮膚疾患へと変わった。
トイレが遠かったのが、行く回数が増えた。(体内毒素の排出)
心から体へ
心の問題が解きほぐされ,体の症状へと移行していきます。
例えば、うつ気味だったのが、風邪をひいた。心の病気から、体の病気へと変化した。
重要な器官から、より重要でない器官へ
例えば、肝臓の痛みがなくなったが、喉が痛みだし痰が出るようになった。
以前患っていた症状が一時的に表れて来る = 逆順序の法則
回復の過程で以前に患っていた症状が戻ってきます。
例えば、過去に傷ついて忘れてしまっていたその感情を思い出したり、喘息が起きなくなったけれど、かつて抗生物質で抑えていた皮膚疾患が戻ってきた。
好転反応
レメディを摂った後に一時的に症状がきつく出ることがあります。
例えば、熱が一瞬高くなった後に下がったり、皮膚の痒みがひどくなったりしたあとに治まります。

このように症状が変化し始めたら、自分自身の自然治癒力によって治癒へと向かい始めているということです。

盛んなのはどこ?

ホメオパシーは、約200年前、ドイツ人医師サミュエル・ハーネマンによって確立され、ヨーロッパ・南北アメリカ、インドを中心に発展しました。

ヨーロッパやインドでは非常に盛んで、ドイツ・フランス・ベルギー・ギリシャ・イタリア・インドなどが、ホメオパシーを医療として認めてます。


イギリス 1948年から国民健康保険が適用されています。
19世紀はじめから現在もエリザベス女王始め動物に至るまで、王室御用達の療法となっており、王立ホメオパシー病院があります。

フランス 非常に盛んで、国民の3分の1がホメオパシー経験者だと言われています。
ホームドクターのようにかかりつけのホームホメオパスを普通にもって、まず何かあれば行きます。
街の各所にホメオパシー薬局があり、一般の人もコンビネーションレメディを簡単に買うことができます。

インド 西洋医学とともに国の第一医学として認められています。
ホメオパシーが非常に盛んで、大学や30万以上のホメオパス(プロの同種療法士)、300以上の病院があります。


ホメオパシーの歴史・ハーネマン

ハーネマン ハーネマンはある時、マラリアの特効薬キナの樹皮(キニーネの原料)を自ら服用して実験しました。

キナの皮を実際に取ってみて試してみると、キナは発熱、脱水症状、悪寒、そして風邪の様なマラリアに似た症状を引き起こしました。
そしてキナの使用を止めると症状は徐々に消滅しました。

これが健康な人間に投与するとある症状を起こすものは、似た症状を持つ病気を癒すことができるという「同種の法則」の発見です。

1830年以来、英国王室がホメオパシーをとり入れるようになりました。
19世紀にはドイツ語圏、フランス語圏、英語圏の諸国にホメオパシーが伝えられ、王族や大富豪の上流階級のみならず貧困層にまで拡がりました。



バッチフラワーレメディは、1930年代に英国の医師エドワード・バッチ博士によって開発された、心や感情のバランスを取り戻すための花療法です。


心や感情のバランスが崩れたときに、病気になるのだという考えから生まれました。

フラワーエッセンスを体内に取り入れることで、心の平安を乱した状態や否定的な感情に対して作用します。
その人全体を癒し、本来の自分らしい状態を取り戻すようにしてくれるシステムで薬ではありません。

ホメオパシーとは異なる療法ですが、ホメオパシーの手法でレメディが作られています。

プロの療法家のことをプラクティショナーと呼びます。

盛んなのはどこ?

赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用することができ、動物や植物にも利用できます。


60ヶ国以上の国々で医師や看護士、獣医などにも使用されており、英国ではデパートの「ハロッズ」やドラッグストアの「ブーツ」のチェーン店をはじめ薬局を中心に5,000以上のお店で取り扱われています。

日本で一般的にも出回るようになったのは1996年くらいからですが、アメリカ合衆国、ドイツ、フランスなど60カ国以上に輸出されて世界中の人々に愛用されています。

バッチフラワーレメディ

レスキューレメディバッチフラワーレメディは花の持つエネルギーが転写されたエッセンスです。
レメディは単体のエッセンスが38種あり、それとレスキューレメディと呼ばれる5種類のエッセンスをコンビネーションされたものがあります。

それ以外にはこのレスキューをクリームや、キャンデー、スプレーにしたものもあります。
レスキューはまさに緊急のとき、パニックやショック、緊張などにつかいます。
イギリスの救急車には、このレスキューが常備されています。

レメディの摂り方
単体のものは1回2滴、レスキューは4滴。
直接口内に垂らすか、飲み物や食べ物に垂らして摂ります。

トリートメントボトルと呼ばれる30mlのボトルにレメディを入れて、水で満たし、そこから1回につき4滴垂らして摂っても同じ効果が得られます。
長期で摂る場合はこちらが節約になり、お薦めです。

トリートメントボトルに入れられるのは、1回で7種類までです。
レスキューは1種類と考えます。
自分で何を摂ればよいかわからないときは、プラクティショナーとともに選ぶことをおすすめ致します。

レメディの特徴
  • 薬ではないので完全に無害で副作用がない
  • 習慣性がないので長期間使っても良さが薄れることはない
  • 他の薬やセラピーと併用できる
  • 赤ちゃんからお年より、通院・入院中の方、動物、植物などにも使える


バッチフラワーは自然なプロセスを進むことを助けてくれます。

とても穏やかに働きかけますので、最初は変化に気づきにくいかもしれません。
摂っている間は、日記をつけるなど、自分の感情に意識を向けてみてください。

バッチフラワーレメディを選ぶときの基本

身体の症状にではなく、感情に対して選ぶ
身体に症状が現れていたり、病名がある場合でも、レメディはあくまで本人のもっている感情に対して選ぶこと。
いま感じている感情で選ぶ
自分の感じていることを説明しようとしたら、現在にいたるまでに抱いた感情がいろいろあったとしても、最終的には、いま現在感じている感情に対してレメディを選んでいく。
先週感じていたことでなく、今日、感じている感情に選ぶ。
表層にある感情に選ぶ
深層心理を深く掘り下げるようなことはしないで、認識にのぼっている感情に選んでいく。

バッチフラワーレメディは心の平安を乱した状態や否定的な感情に対して作用します。
感情や精神のバランスを取り戻すことを助けてくれます。


エドワード・バッチ博士

医師でありホメオパス、細菌学者、病理学者でもあったエドワード・バッチ博士は高名な医師でした。
ですが、患者の訴えに耳を傾けるうち、従来の診断法・治療法に限界を感じ、自身で新しい治療法を模索するようになり、ホメオパスになります。

そして野生の植物に心や感情を癒す不思議な力があることに注目、長い年月をかけた研究の末、38種類からなるバッチフラワーを完成させます。

バッチ博士の言葉
バッチ博士
私達は皆、癒し手なのです。
なぜなら、私達全てが、その心の中に、何かに対する愛を持っているから。
仲間に対して、動物に対して、自然に対して、あるいは何かの美しさに対して…。
そして、誰もがその愛を守り、更に高めてゆくことを願っています。
そして、誰もが、その人生において、苦しい思いをしたことがあるから、自ずと他の人の苦しみに寄り添える心を持っています。
だから、私達は自分自身を癒すだけでなく、人が自分を癒すための手助けをすることができるというすばらしい特権も与えられます。
だから、私達は自分自身を癒すだけでなく、人が自分を癒すための手助けをすることができるというすばらしい特権も与えられます。
そして、その時に必要なものは、愛と共感する心だけなのです。
1932年 エドワード・バッチ


※バッチフラワーのみのコンサルテーションも受け付けています。


"アロマテラピー"は、植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。


リラクセーションやストレスケアの他、美容や健康維持、疲労回復に役立てることが可能です。
入浴やトリートメント、セルフスキンケアなど、 アロマテラピーを上手に生活に取り入れていくことは、 心と身体のバランスを取り戻すときの、大きな助けとなるでしょう。


アロマテラピーの目的

  • リラクセーションやリフレッシュに役立てる
  • 美と健康を増進する
  • 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る
  • 身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す

アロマテラピーのメカニズム

精油の香りを嗅いだり、精油を用いたトリートメントで身体に触れられる体験は、どのように私たちの脳で受け止められ、心と身体に作用するのでしょうか。

嗅覚を通しての精神・生理作用
香りの分子が鼻の奥に達し、信号として嗅神経を介して脳へと伝わります。
そこで精神的・生理的に作用します。
吸入による作用
呼吸と共に肺の肺胞から血管系へ入り、血流に乗って、全身に作用します。
経皮作用
皮膚の表面(表皮および附属器)から真皮へと吸収され、真皮にある毛細血管まで成分が到達し、全身を巡る循環に乗ります。

HCTでは、 ホメオパシー、バッチフラワー、アロマテラピー、メディカルハーブなどの自然療法を使って統合的にコンサルテーションします。

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